CACA現代アート書作家協会 特別顧問 岡本光平

WEB作品解説 岡本光平展『泥中蓮華 ~美しき花と書』

WEB作品解説 岡本光平展『泥中蓮華 ~美しき花と書』



今回は残念ながらこのような新型コロナウイルス感染拡大の影響により、
ギャラリートーク、書と篆刻のライブは中止とさせていただきます。
また、岡本は全日不在になりますが、せめて作品の一部でもご紹介させていただくことにしました。

岡本光平 拝

画像の説明
ギャルリ・サロンドエス会場風景



画像の説明

泥中蓮華/軸 
細線の篆書作品。一部字を重ね合わせたり、一部分の点画を共有したりと線の連携による集合景色を表出しました。結果、四文字の中心線は左右に移動しながらも全体バランスを崩すことなく、リズムと変化が生まれました。

龍

龍(古字)/軸 
龍には多くの異体字があり、この書体は古字の一つです。もともと龍は水に関する神として崇められ種類も多く、その雄偉な姿は古来から書画に描かれてきました。

無事

無事/軸 
禅語です。何ごともなく平穏であること、安心の境地。行書と草書で組み合わせてみました。

綺羅星

綺羅星/額 
篆書をベースに飛白(ひはく)や垂露(すいろ)といった、万象篆(雑体書)を加味して装飾性を持たせました。

静

静/軸 
イタチ毛の長鋒筆で、思いきってタテへの動きを強調した長体をかけ、左右の余白を引き出してみました。

草

草/額 
一筆の連綿で書いていますが、分解すれば「艸」と「日」と「十」のパーツから成る字で、「日」を瞬間的に右側へ移動してバランスをとりました。結果として思いがけず王羲之「喪乱帖」のなかの「貫」と同じバランス構造になりました。

地神

地神(つちがみ)/額 
「地神」は、生まれた土地の守護神である産土(うぶすな)神を意識した造語です。ことさらにシャーマニズムの雰囲気を出しすぎないように、羊毛の大筆で破れた厚手の画宣紙に書きました。

泥中蓮華1

泥中蓮華/軸 
金紙にたらしこみの墨画と書の大作。「泥中蓮華」は、4世紀の仏教の大功労者である鳩摩羅什(くまらじゅう)の波乱に富んだ生涯を象徴する文言です。

泥中蓮華8

泥中蓮華/軸 
着彩した下地に墨画と書。蓮の花は古代エジプトのロータスを起源に持つ仏教の象徴として親しまれてきましたが、古代中国においても早くから聖なる花として登場しています。

蓮華微笑P1010077

蓮華微笑/額 
コウゾ紙に墨画と書。額は400年前の寺院の古材。「蓮華微笑」の文言は、「拈華微笑」(ねんげみしょう)という有名な仏教の故事から引用造語しました。

蓮華微笑10

蓮華微笑/額 
着彩した下地に、蕾から枯れたさままでの三種の蓮の花の変幻転生を象徴的に描いてみました。

令和春秋

春秋令和/軸 
2019年の令和の新元号記念に制作した小風呂敷の原寸原画。墨による筋目書きを利用した墨画と書。書は隋唐以前の隷楷書の書風をベースにしています。

蓮

蓮/軸 
ポップな創作書。装丁に使用した蓮の花の刺繍はかつてベトナムのハノイで買い求めたものです。

荷影のコピー

荷影/額 
「荷」は蓮の別名。永井荷風の「荷」でもあります。着彩墨画は、蓮の花が開いているさまと枯れたさまの陰陽の表現です。

飛雲

飛雲/額 
篆書を用いた細線による直曲の表現となりました。これも一種の余白とモダニズム的な紙面構成です。

円相

円相/軸 
オリジナル墨による円相は、禅の世界の象徴的題材です。書としてみると刹那のミニマル・アートとして見ることができます。

夢

夢/軸 
実際に見る夢というよりは、目標や理想に向かって邁進する強い意思力と願望を込めた力強い夢を書きました。夢を抱くことは生きる力となります。

鳳

鳳/軸 
令和という新しい元号を迎え、吉鳥であり神鳥である鳳の字を、格調ある古い書体の篆書で表現しました。

遮那

「遮那」東大寺瓦拓本/軸 
貴重な東大寺瓦の拓本と書「遮那」。東大寺の大仏さまは太陽を意味する毘盧遮那(びるしゃな)仏です。遮那だけでも太陽を意味しますが、日出ずる国の日本を鎮護するにふさわしい仏さまです。
神さまのほうの太陽神は天照大神となります。



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