CACA現代アート書作家協会 特別顧問 岡本光平

2017ラスト・モンゴル 岩画1万年 5

カテゴリ:旅

2017ラスト・モンゴル 岩画1万年 5

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ハブツガイト山を登る


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岡本光平拓本___


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折茂です。
ツアー6日目
ラストモンゴルツアー最後の岩画ポイントへ。
砂丘に近い前夜のキャンプ場から180キロメートル、ゴビの風景の中を走った。
ゴビという言葉はイコール砂漠ではなく、草の育ちが悪い砂礫地であり、半砂漠のことである。
本当の砂漠であるサハラ砂漠なら、空に雲ひとつなく砂と紺碧だけの世界である。
ゴビは乾燥した赤っぽい砂礫に丈の短い草が疎らに生えた平原がどこまでもひろがっていて、誰一人住む人の影がない。
忘れた頃にヒツジや馬、ヤギ、ラクダの群れを連れた遊牧民とすれ違うだけ。
しかし空には白い雲が、何処からかこんこんと湧き出てきて、泰然自若と浮かんでいる。
司馬さんの「草原の記」は、
「モンゴル高原の空に二つ三つうかぶ白雲は、ときに高貴としか言いようのない相貌を帯びる。地にも黒く影をおとす。」
という詩のような一文がある。
その光景を実際に見れたのが、第5ポイントのハブツガイト岩画がある山頂だった。
まさに草原にそびえる聖地にふさわしく、天への階段を登って行くような険しい坂を登った。
登りきった頂上の一角、大平原の展望が開けている辺りの岩に、まるで城壁のように岩画が彫られていた。
そこから見上げる空に白雲が浮かび、見下ろす草原に黒い影を認めた時、永遠に続く一瞬の真っ只中にいた。

モンゴルの大地を1200キロメートル走り抜けた。
今回も憧れのアイベックスには会えなかったが、岩画の中にその雄姿が躍動していた。
ラストポイントで美しい角の鹿を発見、鹿の角の美しさが「麗」という文字のデザインの源になったということが頷ける逸品だった。

世界各地から見学者が訪れるこの場所には、拓本作業中にも外国人が次々訪れていた。
早く世界遺産登録となって、人類の遺産として大切に保護されることを願うばかりである。
岡本光平 指差し__


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岡本光平ポーズ


※附記
ウランバートルの千キロほど北にあるバイカル湖周辺の岩画調査を含めれば、国境がなかった時代のモンゴル高原の東西南北にある岩画を、4年かけて一通り回ったことになる。
そもそも岡本光平団長が岩画と最初に出合ったのが10年前の中国アルタイだった。
たまたまその旅に同行させてもらった自分は、脱サラしていつでも岡本歴史探訪ツアーに参加出来る体勢を整えた。そして独立して、岡本ツアーの成果を岡本光平展の企画として、全国各地の画廊で展示させて頂いて来た。
そんな流れの中で、ラスト・モンゴルに奇跡が起きた。

我々が調査を進めているのと同時進行で、モンゴルの岩画が注目され一部は世界遺産登録された。
今回岡本チームが回った岩画のいくつかは、世界遺産登録に向けて来年から国を上げて本格調査が始まるという。

実は第2ポイントと第3ポイントの間に、ここには紹介出来なかった奇跡のような岩画の発見があった。
ツアー計画中にバドホルト先生とガイト2人、ドライバー1名の4人が3泊4日のリサーチ旅行を実施し、全て拓本の許可も得た上でプロジェクトがスタートした。その新発見は今回の旅で発見したものであり、当初の計画にはなかった。
発表にはモンゴル政府や関係機関との確認も経なければならない。
岩画研究に新たな一石を投じる発見であり、世界遺産登録に一役買うことは間違いないその拓本の全貌は、2018年の秋、東京・表参道・アートスペース・リビーナで予定されている「岡本光平大岩画展」でのお披露目に乞うご期待。



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